2023/02/10 21:51
おひさしぶりです、メゾンのりえです!
遅すぎる「明けましておめでとうございます」になってしまいました😂
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
Instagramに投稿しましたが、昨日「ニック」というフクロウさんが仲間になりました🦉✨
今日はニックのお話です。
私が都内のフクロウカフェで働いていた頃、一際目を引くフクロウに出会いました。
「フクロウ」と「ミミズク」の違いは羽角があるかどうか、という解説ももちろんありますが、
私個人の感覚的なところでいうと「可愛い系」か「カッコイイ系」かという違いもあると思います。
もふもふ丸っこくて可愛いフォルムのフクロウさん
耳のような羽角が凛々しくてシュッとしたイメージのミミズクさん
私は大きくてカッコイイ生き物が大好きで、そんな私が「わあ!カッコイイ!」となんだか第一印象で心を持って行かれたフクロウさんが、アメリカワシミミズクのニックでした。
まだ幼いうちにカフェにやってきたニックは、アメリカワシミミズクらしく警戒心がすごく強い子でした。
なんとか仲良くなりたくて、たくさんお話しして、退勤した後に遊ぶニックとの時間を取りすぎて帰るのが遅くなっちゃう、、なんてこともよくありました。
半年くらい経つと、少しずつ「仲良くなれたな」と実感する機会が多くなりました。
私はこの過程と体験がすっごく好きです。
庭に遊びに来る野良猫がスリスリしてくれるようになったり、近所で有名な番犬が尻尾を振ってくれるようになったり、
動物の緊張が少しずつ溶けていくのを体感する経験を、ニックも私にプレゼントしてくれました。
そんなニックに心を惹かれるのはもちろん私だけではなく、ある日ニックの新しい家族とお家が決まりました。
生体販売も行っていたフクロウカフェのお店の子なのでお迎えされていく子がいるのは当然のことですが、ニックには思い入れがあったのでやっぱり寂しかったです。
それでも有り難いことに、ニックが新しい場所に行ってからも家族の方と時々連絡を取り合ったり、実際にニックに会いに行ったりしたこともありました。
私がフクロウカフェを辞めてからは連絡を取る機会もそんなになくなっていました。
そして数年経ち、群馬に来て1カ月くらい過ごして、改めてここで何がしたいのかとか自分にできることは何なのかとか考えている時でした。
その日は若葉学園さんでのマルシェの打ち合わせがあり、帰りに赤城山に挨拶しよう!と赤城神社で手を合わせました。
「群馬に来ました!ここで頑張ります!!」
気合いを入れることも含めて、思いっきり宣言をしました。
帰宅して、一息つきながらスマホを見ているとニックの家族の方からメッセージが入っていました。
詳しい事情はここには書きませんが、ニックをふくろう一家で引き取っていただけませんか?という相談のメッセージでした。
私は、ニックに会える!という嬉しさと、色んなことへの大丈夫かな?という心配と、赤城神社すごいなという驚きと、
一気に色んな感情で忙しくなりました。
メンバーとしっかり話し合って、ふくろう一家での答えを決めた後、
ニックの家族の方もわざわざメゾンに足を運んでくださって、みんなで色んなお話をしました。
5年経って変わったこと、変わらないこと、色々、ほんとに色々ありますが、
「ニックが好き!!」というご家族の愛情と私の気持ちは変わらず、このタイミングでまた交差したことが、なんとも不思議でとっても嬉しい経験でした。
1羽のニックというフクロウを中心に、またまた人間達がてんやわんやと動き回りましたが
ニックがここを選んでくれたのかなと思うとやっぱり心がくすぐったくなります。
ビビりで警戒心が強かったニックは、5年間愛情をたっぷり受けてちょっとふにゃんとしていました。
フクロウカフェ時代の2ショットもありました✨
ここ数ヶ月、フクロウカフェ時代のスタッフが遊びに来てくれたりと、懐かしい話が出る機会が多かったのですが
みんなと話すたびに、フクロウを通じてできた、フクロウ達がつくってくれた居場所をしみじみと感じます。
フクロウが「遣い手」として案内役のイメージがあるのは、こういうことかなと思います。
フクロウの案内の先にあるのは、それぞれが感じる居心地の良い居場所なのかもしれません。
それは、家族だったり、友達、恋人かもしれないし、何かを一緒にやる仲間、お仕事、初めての経験や夢かもしれません。
そんな居場所をつくって、案内を終えた後も変わらずに、”フクロウ”という存在はそこに居てくれます。
ふくろう一家やメゾンがフクロウさん達と共に2年、5年、と時を重ねる中で、
きっとまた誰かを案内して居場所をつくっていくんだと思います。
そんなフクロウの案内や居場所作りのお手伝いに、私はすごくやりがいを感じています。
何より、こうやって、実感させてもらえる今までの出会いや、今の環境に「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。
長いブログになりましたが、ニックとのストーリーと今回の経験で私が受け取ったメッセージでした。
読んでいただきありがとうございます!
ニック、これからよろしくね!